鼻うがいのやり方に関するメモ

小学校や中学校の頃、プールで水泳をすると、その後上がってからなぜかいつもより鼻の通りが良くなったりする経験をした方も多いかと思います。その後大人になってから調べたところ、どうやらこれは鼻の粘膜にプールの水が触れることにより、表面の埃などが洗い流され、粘膜の腫れが引くことにより鼻が通るというメカニズムのようでした。

もっと詳しく言うと、鼻の内部は鼻腔と呼ばれていますが、この内部を更に奥まで行くと下介甲(下鼻甲介)と呼ばれる粘膜に覆われた軟骨があり、ここにハウスダストや花粉が触れることにより、免疫系統が反応してこれらを除去するように防御機構が働くらしいのですが、ひどい人だとこれが鼻炎や花粉症、気管支の場合は喘息といったアレルギー反応を起こし、空気の通り道が肥厚し息苦しくなったり鼻水が出たり痒みが出るというメカニズムのようです。

しかしプールの水などが鼻の粘膜に触れるのは、正直痛いです。これは浸透圧の関係で細胞の表面が影響を受けることにより発生する痛みのようです。この痛みを防ぐには、使用するのは水ではなく、いわゆる「生理食塩水」で鼻うがいをする必要があります。生理食塩水とは、9%の塩を含んだ水のことです。人体と浸透圧が同じため、粘膜に触れても痛くないという仕組みのようです。

これは鼻うがいのやり方に関するメモです。

まず水を2L準備します。本当は蒸留水か、または蒸留水を作ることができる蒸留水器があれば一番良いのですが、蒸留水器は意外と高額なので、私はとりあえずはスーパーで入手しやすいサントリーの天然水で代用しています。(ミネラルウォーターだからといって安心してはいけません。過去、ミネラルウォーターにPFASが混入するという事件がありました。)この2Lの水に対し、18gの塩を入れます。漏斗などを使用すると良いでしょう。塩もミネラルが入った食用の天然塩ではなく、精製塩を使うようにしましょう。重曹を入れたい場合は、2Lの水に対して10gの重曹を入れるようにします。ここでも、できれば食用や清掃用の重曹ではなく、健栄製薬などで販売されている医薬品用のものを使用した方がいいでしょう。

用意するもの
・サントリー天然水2L(できれば蒸留水)
・塩18g(できれば精製塩)
・重曹10g(できれば健栄製薬の炭酸水素ナトリウム)
・漏斗(例:
・ネティポットなど(できればWaterPlus社の500mlシャワーボトル)
・OXOレクタングルコンテナ(器具の衛生状態を保つための格納容器。必須ではない。)
・S字フック(シャワーボトルの衛生状態を保つためのフック。必須ではない。)

これらを漏斗を使用して2Lのペットボトルに入れたら、あとは軽く振って1時間ほど放置しておけば、最初は半透明ですがすぐに透明になり水溶液となります。これを鼻うがい用の機器に入れ鼻うがいを行います。私はWaterPlusの500mlのボトルを使用しています。色々な機器を使ってみたのですが、このWaterPlus社のボトルが一番いいでしょう。

雑記
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